住宅ローン基礎知識 リバースモーゲージ
リバースモーゲージとは、今まで住み慣れた「持ち家」を担保に、将来、我が家を売る約束のもと、「お金」を借りる融資制度です。
契約者死亡の場合の返済義務は保証人または契約者の相続人が承継し、相続人が現金での返済も可能ですが、売却して売却資金をもとに返済に充てることも可能です。
最終的に自宅を手放す(可能性が高い)が、契約の期間中はその家に住み続けられることが特徴です。
自宅不動産を所有しているが金融資産をあまり持たず、公的年金などでは生活費を賄えない高齢無職者(または低所得者)の生活費の原資として利用されることを想定した制度です。
自分が住んでいる「不動産」に価値があるから、お金を貸してくれるのだが、将来、その価値が落ちてしまうと、銀行から「一部、お金を返してほしい」と言われる可能性がある。
リバースモーゲージで融資を受ける際、多くの場合、変動金利となっているため、借りている期間中に、金利が上がってしまうと、毎月の利払い額が増えてしまう。
毎月の利払いの不要な銀行だと、将来(自分の死後)の返済額が利息分増えてしまう計算になるので、融資の枠を減額される可能性がある。
例えば、1000万円の融資を受けられたとしますその中から毎月8万円を生活費として、取り崩して使用するとなると、使えるのは125か月。
つまり、10年6か月後には使えるお金は無くなることを意味するため、借りる期間が長ければ、長いほど、将来困ることになる可能性が高くなります。