住宅ローン基礎知識 借り換え

借換え必要書類

住宅ローンとは長く付き合うことになりますが、時代とともに商品の内容は進化します。
住宅購入時は最良と思えた住宅ローンでも、今となっては時代遅れの高金利ローンになっているかもしれません。
住宅ローンを借換えることによって、総支払額が減ったり、最新の団信に加入することで保障が充実したりすることがあります。
住宅ローンを長く支払っている方は、一度住宅ローンの借換えを検討してみるとよいでしょう。
住宅ローンを借換える際は、さまざまな資料が必要になります。
金融機関や契約内容、借入額によって変わることもありますが、一般的には以下のような資料を準備する必要があります。

【借換えに必要な資料の例】

すでに保有している書類(ない場合は事前に再発行などを済ませておく)

  • 本人確認書類(健康保険証・運転免許証・パスポート・マイナンバーカードのうちいずれか1つ)
  • 源泉徴収票(前年分)
  • 現在の住宅ローンの返済予定表

住宅ローン以外に借入れているローンがある場合

  • 住宅ローン以外のローンの返済予定表
  • 返済用口座の通帳(他のローンを口座引落としで返済している場合)
  • 収入に関する明細(他のローンを収入から天引きで返済している場合)

確定申告をした場合は

  • 確定申告書の控え

団信加入時に必要な書類(保険会社によるが、借入額が概ね5000万円以上の場合)

  • 健康診断書類

役所で取得する書類(同年1月1日の住所の役所で手続き)

  • 住民票の写し(発行後1ヵ月以内の原本、家族全員で本籍地とマイナンバーの記載がないもの)
  • 最新の課税証明書または住民税課税決定通知書

確定申告をして、自分で納付した所得税がある場合(居住地域管轄の税務署にて手続き)

  • 健所得税納税証明書

不動産会社から取得する書類(戸建ての場合のみ)

  • 重要事項説明書
  • 建築工事請負書(土地付き住宅の場合は不要)
  • 建築確認申請書(配置図・平面図・間取図・立体図付き)
  • 建築確認済証
  • 検査済証

※金融機関によって、詳細は異なります。 ※申込み人の職種によって、必要書類は異なります。

【借換えに必要な資料の例】

住宅ローンの借換えは、金融機関が「全額繰上げ返済するところ」と「借換えをするところ」の2箇所になり、現在契約している住宅ローンに関する情報が記載された書類が必要になるため、住宅購入時の住宅ローン契約時よりも多くの資料が必要です。
前述のとおり、「通常保有している書類」「役所(一部税務署)での手続きが必要な書類」「住宅購入時の不動産会社からもらう書類」に分かれます。

通常保有している書類は、本人確認書類を中心に再発行に時間がかかるものが多いので、住宅ローンの借換えを検討する際は、あらかじめ書類がそろっているか確認しておくことをおすすめします。
借入額が高額になる場合は、健康診断結果の提出も必要になります。

勤務先などで受診した直近の健康診断結果で事足りるケースが多いですが、直近の健康診断が半年以上前の場合、団信の保険会社や金融機関によっては、改めて健康診断を受けて直近の結果を提出することを求められる場合があります。
また、役所での手続きが必要な書類が多いことにも注意が必要です。役所の窓口は基本的に平日の昼間しか開いておらず、休日・夜間窓口があったとしても取得できる書類が限られていることがあります。
したがって、平日の昼間働いている方は、書類をそろえるのに時間がかかることがあります。自分が住んでいる市町村では、どの書類をいつ取得できるかを事前に調べ、早めに準備を進めましょう。
取得にある程度時間がかかる書類も多いので、住宅ローンの借換えを検討する際は、前もってスケジュールを組み、書類取得の手続きを進めることが大切です。

執筆者(2014年8月執筆)
中村 諭(なかむら さとし)
住宅ローンソムリエ(R)、ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
貸金業務取扱主任者

※本記事は、2021年3月時点の情報に基づき一部内容を修正しました
監修者:清水 みちよ(宅地建物取引士)


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