住宅ローン基礎知識 借り換え

借り換えのメリット・デメリット

住宅ローンは、銀行間の競争も相まって、稀に見る低金利状態が続いています。わずか数年前に組んだ住宅ローンでも、現在、新たに提供されている住宅ローンに借り換えることでメリットも享受可能な状況です。
しかしながら、メリットがあれば、当然デメリットも存在します。メリット・デメリットの両面から、借り換えの効果を検討してみる必要があります。

住宅ローン借り換えのメリット

1.月々の返済額を抑えられる

低い金利の住宅ローンに借り換えることで、月々の返済額を減らことが可能です。

2.住宅ローン減税が使えなくなる可能性がある

現在の住宅ローンで住宅ローン控除が使える期間が残っていても、借り換え後の返済期間を10年未満にしてしまうと、住宅ローン減税が使えなくなります。

3.様々な条件を要求される

金融機関によっては、住宅ローン引き落としされる預金口座を給与の振込先に指定することを求められたり、公共料金の引落とし口座への指定、銀行発行のクレジットカード申込みなどの条件を付けられる場合があります。

その他、住宅ローン借り換えの注意点

1.同じ銀行内での借り換えはできない

現在、住宅ローンを借りている銀行において、自分が借りているよりも良い条件で、新規顧客に住宅ローンが提供されていても、その新しい住宅ローンへの借り換えはできません。

2.返済期間延長は引き継がれる

借り換え後の返済期間は、現在借りている住宅ローンの残存返済期間が引き継がれる金融機関が多く、融資期間の延長は原則できません。

3.借換えできない可能性も

最初に住宅ローンを組んだときと比べて、収入が減った、最近転職した、起業した、住宅ローン以外の借金をした、大きな病気をしたなどを理由に、借り換えができないこともあります。

住宅ローンの借り換えは、メリットがあればデメリットもあります。
デメリットの方が多い場合には、住宅ローンの繰上げ返済を検討してみるのも一考です。

中村 諭(なかむら さとし)
中村 諭
住宅ローンソムリエ(R)、ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)
貸金業務取扱主任者、オールアバウトガイド

千葉県市川市生まれ、「税理士・FPなどの専門家も相談にくる」住宅ローン・アパートローン専門のFP事務所を経営。
新聞、雑誌、ラジオ出演、講演、執筆と幅広く活躍中。

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