岩手県の概要

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概要

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市区名 概要
盛岡市は、16世紀末、南部信直が豊臣秀吉から岩手郡を含む本領を授けられたことから始まり、2代目利直の代で建てられた盛岡城を中心に、城下町として栄えました。1889年に市制施行により、全国39都市の一つとして盛岡市が誕生し、明治・大正期に、駅舎、官公庁、銀行といった都市機能や交通網が整備されました。近年は、1992年に都南村と、2006年に玉山村と合併し、2008年に中核市へ移行しました。2023年には、北東北の拠点都市でありながらも、歴史や伝統、岩手山や中津川といった自然環境が活かされた街並みが評価され、ニューヨークタイムズ紙の「2023年に行くべき52ヶ所」のうちロンドンに次ぐ2ヶ所目として選出されています。
宮古市は、本州最東端に位置する漁業と観光のまちです。名勝・浄土ヶ浜を有する「三陸復興国立公園」、高山植物の宝庫として名高い北上山地の最高峰・早池峰山を中心とした「早池峰国定公園」をはじめ、豊かな自然に恵まれています。2005年6月に、宮古市、田老町、新里村が一つとなり、新しい宮古市が誕生しました。その後、2010年1月に川井村が新しいまちづくりに加わり、さらなる発展に向けて共に歩み始めました。2011年3月11日に発生した東日本大震災では、大津波により多くの尊い命、貴重な財産が奪われました。以来、全国の皆様から多大なるご支援をいただきながら、市民一丸となり、復興に向け一歩ずつ邁進しています。
大船渡市は、岩手県の沿岸南部に位置し、三陸復興国立公園の代表的な景勝地として知られる碁石海岸や三陸沿岸の最高峰五葉山県立自然公園など、自然豊かで風光明媚な人口約4万人のまちです。夏は涼しく、また、冬にはほとんど積雪が見られず、比較的温暖な心地の良いまちです。なかでも、碁石海岸は「日本の渚百選」や「21世紀に引き継ぎたい日本の白砂青松百選」、「日本の音風景百選」に、五葉山県立自然公園は「21世紀に残したい日本の自然百選」にそれぞれ選定されています。また、三陸町との合併を機に、国の宇宙科学研究関連施設のある神奈川県相模原市など国内7市町で構成する「銀河連邦」に属し、人材育成、観光物産振興などを目的とした都市間交流事業を積極的に展開しています。
花巻市は、岩手県のほぼ中央に位置し、県内唯一のいわて花巻空港、東北新幹線新花巻駅、東北自動車道・東北横断自動道などが整備され、高速交通網の要衝となっています。農業基盤の整備が進んだ良好な農業地域であり、東北有数の温泉地「花巻温泉郷」を有する観光地でもあります。宮沢賢治生誕の地、岩手県の名物「わんこそば」発祥の地です。
北上市は、古くから交通の要衝として栄え、国道4号、JR東北本線の南北幹線と、国道107号、JR北上線の東西幹線が交差して旧来の市の骨格はつくられました。現在では東北新幹線、東北縦貫自動車道、東北横断自動車道釜石秋田線などの高速交通体系も整備され、「北東北の十字路」として交通の利便性がますます高まっています。現在の北上市は、旧北上市、和賀町、江釣子村の3市町村合併により1991年4月1日に誕生しました。2021年には市制施行30周年を迎え、人口は約9万2,000人となっています。農業産出額・製造品出荷額とも県下有数で、農業と工業のバランスのとれた活気ある都市です。
久慈市は、岩手県北東部の沿岸に位置し、東側は太平洋に面した海岸段丘が連なり、西側は、日本一を誇る美しい白樺林と久慈渓流が四季を通じて色とりどりの姿を織り成す、久慈平庭県立自然公園を有しています。海岸を活かした産業都市として港湾の整備、企業誘致及び環境施策の充実に取り組んでおり、観光面では国内有数の琥珀の産地として、また、「あまちゃん」の舞台となった小袖海岸からの北限の海女が活躍する地として、全国に強く情報発信しています。
遠野市は、2005年10月1日に旧遠野市と宮守村が合併し誕生しました。内陸と沿岸を結ぶ交通の要衝にあたり、早池峰山を最高峰に高原群が周囲を囲み、遠野盆地に市街地を形成しています。四季が織りなす豊かで美しい広大な自然は、日本の原風景として全国の多くの人々に親しまれており、2020年6月に発刊110周年を迎えた柳田國男の『遠野物語』に代表される、地域に息づく豊富な有形・無形の資源を生かした、歴史と文化によるまちづくりに取り組んでいます。
一関市は、2005年9月20日に旧一関市、花泉町、大東町、千厩町、東山町、室根村、川崎村の7市町村が合併して誕生しました。また、2011年9月26日には藤沢町と合併しました。岩手県南、宮城県北の中核都市としての役割を担っています。西に栗駒国定公園栗駒山、東に県立自然公園室根山を仰ぎ、温泉や多くの観光資源にも恵まれた自然豊かなまちです。
陸前高田市は、岩手県の東南端、宮城県との県際の三陸沿岸に位置し、岩手県の中でも雪が少なく、比較的温暖な気候です。国の名勝に指定されている高田松原は2kmにわたる砂浜の海岸が広がり、東日本大震災の大津波に耐えた奇跡の一本松のモニュメントは復興のシンボルとして世界中の人々から親しまれています。高田松原津波復興祈念公園では、震災の教訓と復興の歩みを見て、聴いて、感じることができます。震災の経験と教訓を後世に語り継ぐとともに、全ての市民が生き生きと笑顔で過ごすことができる「ノーマライゼーションという言葉のいらないまち」を目指し、世界に誇れる美しい共生社会のまちづくりを行っています。
釜石市は、世界3大漁場の三陸漁場を控え、近代製鉄発祥の地として発展してきました。2015年度には、市民一人ひとりが役割を持つ、もっとも開かれたまち「オープンシティ釜石」を基本思想として掲げる釜石市オープンシティ戦略(釜石市総合戦略)を策定し、豊かな「活動人口」と「つながり人口」により地域の活力を維持・発展されるため、ビジネス創出や人材育成、地域づくりなどの戦略に取り組んでいます。また、ラグビーワールドカップ2019の開催を通じて、希望の創造と未来の可能性を追求し、未来に誇れるまちの次世代への継承を目指す、震災復興のシンボルとなることが期待されています。
二戸市は、2006年1月1日に旧二戸市と浄法寺町が合併して誕生しました。約100万匹のヒメボタルが生息する折爪岳をはじめ、国名勝の男神岩・女神岩がある馬仙峡や稲庭高原など、貴重かつ雄大な自然が多く残ります。また、東北の古刹・天台寺や国指定史跡・九戸城跡、南部藩の指定湯治場として古くから親しまれてきた金田一温泉など、歴史ロマンあふれるまちです。さらに、浄法寺地区を中心に国産の約7割が生産されている浄法寺漆は、金閣寺や日光東照宮をはじめとする文化財の修復に不可欠となっているほか、浄法寺漆を使った浄法寺塗はシンプルかつ堅牢で、日常使いができる漆器として人気があります。
八幡平市は2005年9月に合併により新たに生まれた市です。岩手県の県庁所在地である盛岡市の北西に位置しており、西は秋田県仙北市、鹿角市、北は青森県田子町と接していて、まさに北東北(青森・秋田・岩手)のほぼ中心にあります。また、東北自動車道、国道282号、JR花輪線が八幡平市を縦貫しているところから、北東北の交流拠点として良好な条件を持っています。
奥州市は、2006年2月20日に2市2町1村が合併し誕生しました。岩手県内陸南部に位置し、東西に57km、南北に37km、総面積993.30km2と広大な面積を有します。澄んだ水と深い緑の自然に恵まれ、全国的に有名な農畜産物も生産されています。
滝沢市は、盛岡市の北西部に位置し、東西約14km、南北約20km、総面積182.46km2です。北西部には秀峰岩手山をいただき、雫石川、北上川が流れ、気候は内陸性気候です。稲、野菜、酪農等を主体とした都市近郊農業地帯で、みちのくの初夏の風物詩チャグチャグ馬コの発祥地です。2000年人口5万人を達成し、人口日本一の村となりました。2014年1月に単独による市制施行により滝沢市に。2014年4月には、滝沢市自治基本条例を施行し、市の将来像である「誰もが幸福を実感できる活力に満ちた地域」の実現に向けて、市民の皆さんと行政が両輪となって協働による市政運営やまちづくり活動に取り組んでいます。

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