住まいのコラム

インターネットが繋がらなくなった…どうしたらいいの?原因と対処法

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監修者
goo住宅・不動産編集部
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自宅のインターネットが繋がらないと、パソコンやゲーム機、テレビなどのインターネット機能がすべて使えなくなり、日常生活に支障をきたします。

この記事では、自宅の接続デバイスがインターネットに接続されない場合の原因と対処法を、切り分けて紹介します。

インターネットが繋がらない原因

インターネットに接続できない原因を突き止めるには、まず、どの接続デバイスにトラブルが発生しているかを調べなければなりません。

たとえば、パソコンとスマホはインターネットにつながっていて、タブレットだけ接続できない場合は、インターネット回線自体に不具合はなく、タブレットに問題があるということになります。

一方で、すべての接続デバイスが接続できないときには、インターネット回線側の機器や回線の状態や契約状況をチェックする必要があるでしょう。

パソコンやスマホの不具合や設定ミス・一時的な不具合

パソコンやスマホは長間使い続けることで、機械が一時的な不具合を起こしている可能性もあります。

まずは一度、電源をオフにして再起動してみましょう。それだけで改善が見られることもあります。

SSIDやパスワードの設定ミス

Wi-FiのSSIDやパスワードが変わっていたり、入力をミスしたりしている可能性があります。

一度、Wi-Fiの接続を解除して、再度入力しつなぎ直してみましょう。

ホームゲートウェイ(HGW)、ONUや無線LANルーターの不具合や配線ミス

ホームゲートウェイ(HGW)やONU、ルーターも電源を定期的に切ることがなければ一度オフにして再起動すると改善が見られることがあります。
※ホームゲートウェイ(HGW)は家庭内ネットワークとインターネットをつなぐ機器
※ONUは光回線の信号をデジタル信号に変換する機器

また、LANケーブルが抜けていないか改めてチェックしましょう。

セキュリティソフトの影響

パソコンやスマホにインストールされているセキュリティソフトが、Wi-Fiの接続を妨げている可能性があります。

一度、セキュリティソフトをオフにして改善が見られるか試しましょう。改善するならセキュリティソフトが原因です。ただし、ずっとセキュリティを切ったままにすると、ウイルス対策や情報保護が脆弱になってしまいます。

設定を見直して、セキュリティは確保しつつWi-Fiを使用できる状態を見つけてみてください。

料金未納による利用停止

料金が未払いになっていると、インターネット回線が利用できなくなることもあります。
接続デバイスにトラブルがなければ、支払い状況も確認してみましょう。

光回線事業者の通信障害やメンテナンス

すべての接続機器が接続されない場合、光回線事業者側でトラブルが発生しているかもしれません。
公式サイトやSNSに情報が出てないかチェックしましょう。

インターネットに繋がらないときの対処法~すぐにしたいこと~

インターネットに繋がらないときは、まず、下記の3つを試してみてください。

機器の再起動

まずは、ホームゲートウェイ(HGW)やONU、ルーターを再起動してみましょう。

ホームゲートウェイ(HGW)やONU、ルーターの再起動手順

各通信機器は電源ボタンがないので、電源ケーブルをコンセントから抜いて、10秒間放置します。その後、再度差し込みます。

再起動させた後に、ホームゲートウェイ(HGW)やONUの各ランプが正常に点灯していなければ、故障しているかもしれません。故障している場合は、光回線事業者に連絡して、交換してもらう必要があります。

ほかのデバイスの通信状況を確認する

特定のデバイスだけつながらないのか、すべてつながらないのかで原因は違います。ほかのタブレット、PC、スマホなども同様の症状かチェックすることで、どのデバイスに問題があるのか切り分けできます。

特定のデバイスだけが接続できない場合は、そのデバイスの不具合やDNSエラー、メール設定に間違いがあるかもしれません。
※DNSエラーとは、ウェブサイトのアドレスをIPアドレスに変換できないときに発生するエラー

DNSエラーは、ドメインとIPアドレスをひもづけるDNSサーバーの不具合で起こります。DNS設定に誤りがないか調べて、適切な設定に変更しましょう。

有線、Wi-Fiどちらもつながらないのかを確認する

無線がつながらないときは、有線接続でインターネットがつながらないか試してみてください。

もし有線でつながるなら、ルーター、パソコンの無線スイッチがオフになっている、もしくはWi-Fiの電波状態が良くないケースが考えられます。

有線だけつながらないのであればLANケーブルがしっかりささっているかを確認します。LANケーブルが劣化している可能性もあるので、新しいケーブルに交換して試してみましょう。

インターネットが繋がらないときの対処法~無線LANルーター編~

機器の再起動をしてみてもうまくいかないとき、無線LANルーターを使用している場合は、以下の対処方法を試してみてください。

SSID、認証パスワードが正しいかを確認

接続したい端末の設定画面で、選択したSSID、認証パスワードが正しいかどうかを調べましょう。一度、現在のSSID設定を解除して再度やりなおすことをおすすめします。
※SSIDとはWi-Fiネットワークの名前

設定の際は別の人が使用するWi-FiのSSIDまで出るので、選ぶSSIDを間違えないよう注意が必要です。SSIDはお手持ちのルーター機器の背面などに記載があります。

パスワードの入力ミスがないかどうかも、今一度チェックしたほうがよいでしょう。

無線LANルーターと接続機器の距離、障害物がないか確認

ルーターと接続機器の距離が遠かったり、奥まっているところだったりすると無線の接続が弱くなるので、近づけてみてください。

ルーター周辺にものが多い場合は取り除いておきましょう。また、一戸建てで1Fにルーターがあると、2Fは電波が届きにくくなります。中継器などを中間地点におくのがおすすめです。

ルーターの近くに家電製品など金属や電波干渉する機器が近くにないかも、チェックしましょう。

無線LANルーターのランプが接続状態になっているか確認

ルーターが橙色に点滅や消灯しているときは、なにか不具合が起こっている可能性があります。一度、LANケーブルが抜けていないかを確認し、抜き差しをして再起動します。

配線などに問題なければ、ルーターのファームウェアを最新に更新できないか、確認します。それでも解決しなければ、光回線事業者に連絡して交換してもらう必要があるかもしれません。

「DNSサーバーが応答しません」と出る場合を解消する

パソコンやスマホで、ウェブサイトを閲覧中、「DNSサーバーが応答しません」というエラーが出ることがあります。この場合の対処法もご紹介しましょう。

1.まずはWindowsやMacのトラブルシューティングを試します。Windowsはスタートメニューからネットワーク設定を開き、状態を確認できます。
Windowsの場合、以下のMicrosoftのページにアクセスし、「ネットワーク接続の状況の確認」ボタンを押して、問題を解決しましょう。

参考:ネットワーク接続の状態を確認する|Microsoft

2.インターネット接続がうまくいっていない場合のDNSエラーは、ルーターの再起動で再接続すると、解消される可能性があります。

3.PCやスマホの設定が原因でDNSサーバーアドレスが自動取得する設定になっていない可能性があります。
DNSサーバーアドレスが自動設定になっているか確認しましょう。設定の確認方法は、こちらのサイトが参考になります。

参考:光回線の設定・トラブル対処(PCの設定確認) - インターネット接続できない | 個人向けOCNお客さまサポート

4.DSNサーバーの一時的な障害の可能性もあります。時間がたつと解消されるため、時間を空けて再度アクセスできるか確かめましょう。

無線LANルーターが2台つながっている場合

自宅内に無線LANルーターが2台以上ある場合、どちらもルーターモードになっていないか調べます。
ルーターモードで起動中のルーターが複数台あると、共に電波を発するので通信に不具合が起き、インターネットが不安定になりがちです。

どちらか片方のルーターモードをオフにし、アクセスポイントモードに切り替える必要があります。ルーターのメーカーサイトを紹介しますので、これらを参考に設定を変更してみてください。

参考:Wi-Fiルーターのルーター機能を使用しないでブリッジ(APモード)として使用する方法 | バッファロー
参考:【Wi-Fiルーター】AP(アクセスポイント)モードで使用したい/制限事項を知りたい|エレコム

ルーターの周波数帯を切り替える

Wi-Fi 6対応のルーターであれば、2.4Ghzと5Ghzの2つの周波数帯を使用することができます。

たとえば、5Ghzの周波数を使用していてインターネットに繋がらないのであれば、2.4Ghzに切り替えることが解消されることがあります。

周波数帯の切り替えは、PCであれば画面右下、スマホであれば設定から先のアイコンに電波マークがありますので、ここを押下した後に、ご自身が利用しているSSIDに対応する周波数を選ぶとよいでしょう。

他の接続デバイスを停止する

先述のとおり、Wi-Fi 6では2.4Ghzと5Ghzの2つの周波数帯を使用することができます。

周波数によっては、他の電波の影響を受け混線することでWi-Fiの接続不良につながることがあります。

たとえば、2.4Ghzは5Ghzに比べて速度は劣るものの、障害物に強く、電波を遠くまで届けることができる利点があります。しかし、2.4Ghzは多くの家電製品でも使用されており、電波干渉の影響を受ける可能性があります。

したがって、複数のデバイスを多数同時に利用している場合は、重要な端末のみ接続し、他の接続デバイスを停止することも検討してみてください。

インターネットに繋がらないときの対処法~有線LAN接続編~

LANケーブルで有線接続をしている場合に、インターネットに繋がらない場合は、以下を確認してみてください。

ホームゲートウェイ(HGW)、ONUホームゲートウェイのランプを確認

ホームゲートウェイ(HGW)、ONU(PR-600KI、PR-600MI)はNTTグループ最新のONU一体型ホームゲートウェイ(HGW)です。
まずは、これらのランプの色を確認してみてください。

UNIランプの色が表すステータス

消灯 ONU機能利用不可
緑色点灯 ONU機能が利用できる
緑色点滅 ONU機能でデータ通信中の状態

光回線ランプの色が表すステータス

消灯 接続されていない
緑色点灯 通常
橙色点灯 装置準備中or装置故障中
橙色点滅 ファームウェアのインストール中

点灯に問題がある場合は、再起動を行ってランプがつくか、不具合が改善するかを試してみてください。

ケーブルに問題ないかを確認

LANケーブルの先端の爪が折れている、ケーブルが断線している、など物理的な問題がないかチェックします。

断線していないかどうかチェックするには、新しいケーブルに取り換えるか、LANケーブルテスターを利用するとよいでしょう。

LANケーブルは、断線しないように対策をしておきましょう。整理する際に結束バンドでまとめる、モールと呼ばれるアイテムで床に固定するなどの対策をすると、引っかかったり、無理な力がかかったりすることがなく安心です。

契約している光回線の通信障害が発生していないか確認

接続デバイスや周辺機器、契約状態にトラブルがなければ、光回線事業者の通信障害の可能性もあります。公式サイトやSNSなどをチェックしましょう。

また、マンションやアパートであれば全体に通信障害が起きている可能性もあります。賃貸物件であれば不動産管理会社に聞くことで原因がわかることもあります。指示に従い対応を行いましょう。

まとめ

パソコンやスマホ、ゲーム機などがネットワークにつながらない原因は、以下に切り分けできます。

通信機器や端末側の原因

・パソコンやスマホの一時的な不具合
・SSIDやWi-Fiパスワードの設定ミス
・ホームゲートウェイ(HGW)、ONU、無線LANルーターの不具合、接続設定
・セキュリティソフトの影響

通信機器の問題は、まず周辺機器を再起動し、次に設定が間違っていないかを確認しましょう。また、ルーターの故障、LANケーブルの断線などが起こっているケースは交換が必要です。

光回線事業者側の原因

・料金未納
・通信障害やメンテナンス

光回線事業者側の問題はカスタマーサポートに確認することが解決への近道です。周辺機器のトラブルが確認できない場合は一度、相談してみましょう。

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