不動産会社を選定するポイント

今回は簡易査定や訪問査定を終えて、不動産会社を選ぶ際のポイントを解説していきます。

査定額と算出根拠の客観性

不動産会社を選定するうえで、もっとも重要なポイントは査定額の算出根拠と客観性がどれだけあるかです。

さらに査定時には、受付の方や担当者の方を含め、不動産会社の対応についても確認しておきましょう。

例えば、査定依頼の段階で不動産会社の印象は、ある程度把握できます。加えて、各会社における担当者の対応も大きく異なるため、その良し悪しが把握できるはずです。

特に、不動産会社の担当者とは、今後数ヵ月間はやり取りすることになるため、自身や家族との相性は重要なポイントの1つと言えます。例えば、妻との相性が悪い担当者の場合は、なかなか話がかみ合わないことも。不動産会社はよくても、担当者が気に入らないことが理由となり、売却の話が進まない可能性があります。

また、こまめに連絡や報告がない担当者の言動が、トラブルの原因となることがあります。約束の時間に遅れたり、書類の整理ができていなかったりなどといった担当者の言動は不安材料になります。

こうした点を加味して、査定金額と不動産会社、および担当者を比較して選定していくことをおすすめします。

【画像】不動産会社選定のポイント

査定金額について

査定金額で重要なポイントは以下の2点です。
・査定金額の根拠
・数値の客観性

不動産会社のなかには、売却の依頼が欲しいために高めの査定金額を提示してくる会社もあります。仮に、そのような会社に売却を依頼してしまうと、売却が長期化し、最終的には査定金額より大きく値下げした金額で売却しなくてはならないこともあるため十分注意が必要です。

したがって、複数社から査定額の提示を受けた際には、その根拠と客観性をよくヒアリングすることが大切です。査定金額が適正な価格であるか、他社との比較、客観的数値を加味して妥当な金額を見極めてください。そうすることで、条件のよい金額で不動産を売却できるでしょう。

不動産会社の選定

ここでは、不動産会社を選ぶときのポイントについて紹介していきます。

まず、不動産会社の規模をおさえておくとよいでしょう。さらに、売買の実績数や不動産会社の免許番号、売買仲介に強いかなどの特徴を比較しておく必要があります。

なお、不動産会社には売買を専門にしていたり、賃貸をメインにしていたり、不動産全般を扱っていたりというように、それぞれの不動産会社によって強みが異なります。そのため、少なくとも賃貸をメインにしている不動産会社には相談しないほうがよいでしょう。

また、売主の視点で状況を把握できる不動産会社を選択することも重要です。例えば、仲介手数料が早く欲しいという理由から、媒介契約や売買契約を急がせる不動産会社はあまりおすすめできません。

不動産会社の担当者

不動産会社の担当者を選ぶ際は、あらゆる質問や問いかけに、正確に回答してもらえるか、また、不動産の知識以外に、ローンや税金、法律に関する知識が豊富にあるかを見極めることが大切です。

また、担当者との相性が悪い場合には、担当者を変えてもらうことを提案しましょう。売主としては高額な取引を控えているので、言うべきことはきちんと伝えても問題ありません。

不動産会社を選定するときは、「査定金額・不動産会社の強み・担当者」という3つのポイントをチェックし、総合的に判断することをおすすめします。

※掲載内容は2021年3月時点の情報に基づく
執筆・監修/逆瀬川 勇造(宅地建物取引士)

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