ステップ4不動産会社を選んで、いざ、物件の下見!
物件の内見は、実際に自分の目で見るよい機会です。
図面や数字だけではわからない実感に従って、お部屋選びをしましょう。
希望する物件の内見をしたい場合、まずは不動産会社に電話かメールでお問い合わせをしましょう。
物件の内見では、店舗からの移動も発生します。繁忙期と呼ばれるシーズンには、たくさんの来客を受けて不動産会社の方が動きづらい場面もあります。
前もって日時を伝えておけば、待たなければならない可能性も減るだけでなく、不動産会社も、ほかの物件を紹介する準備ができます。
賃貸広告では、部屋の広さを、帖数(畳の枚数)や面積など数字で表示しています。間取り図面も掲載されていますが、実際に見てみると印象が違うこともあります。配置する家具の大きさを前持って把握しておき、現場で配置する場所をイメージしてみてください。コンセントや電話線の位置を確認することも忘れずに。
部屋の向きは賃貸広告に掲載されており、間取り図には窓も示されていますが、日照は実際に現場で確認することをお勧めします。一般的に東向き・南向きが、日当たりの良い方角です。窓の形や、隣の建物でも変わってきます。カーテンを開けたら部屋の中身が丸見えというケースもあるので、窓を開けて周囲の状況をチェックしてみてください。風通しも、実際に行ってみないとわからない情報です。
物件の内見をするとき、建物の管理状態を見てください。ゴミ捨て場や駐輪場の使い方や、廊下・階段の清掃の様子などを見れば、きちんと管理されているかどうか分かります。汚い場合、入居者の生活態度が悪い可能性もあります。引っ越してから嫌な思いをしないよう、気をつけてください。
物件のそばをできるだけ歩いてみましょう。特に重要なのは、騒音や悪臭のチェックです。
平日は近隣の工場や学校の音がうるさいことがあります。昼間は静かでも、夜になると幹線道路の騒音が響くこともあります。可能ならば、物件に入居を決める前に、昼と夜や平日と週末など2回以上、現地を歩いてみたいものです。
物件の裏手の川から耐えられない臭いがするというケースもあります。入居してから後悔しないためにも、広告ではわからない情報を、自分自身で確認してください。
駅から物件までの道が夜間も安全であるかどうか、昼間ではわからないものです。閑静な住宅街は静かな反面、朝や昼間は人通りが多くても、夜間になると人通りがなくなる場合があります。実際に夜道を歩いて、どんな雰囲気かを確認してから申し込みたいところです。
不動産の広告では、80mを1分として表示しています。坂道は考慮していませんし、歩く速さは人によって違います。実際に歩いてみることをおすすめします。バスを使う場合は、終バスの時間もチェック。いざというときに駅前でタクシーが捕まりそうかどうも、見ておいた方がよいでしょう。
物件や交通、周辺環境のチェックリストを準備しました(PDF)。プリントして現地見学の際に使用してください。
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