繰上げ返済手続き
繰り上げ返済とは、通常の返済とは別に追加資金を用意して、現在借りている住宅ローンの全額、または一部を返済することです。
その手続き方法は、各金融機関によって異なりますが、「窓口に来店する方法」「インターネットバンクで手続きする方法」「パソコンのテレビ電話で手続きする方法」などがあります。
【必要書類や手数料の例】
| 銀行窓口 |
|---|
|
| 金融機関によって異なる場合や返済する金額によって異なる場合があるが、5,000円~50,000円(消費税別途)の手数料は必要 |
| インターネット |
|
| 無料としている金融機関が多い |
※各金融機関によって、取扱金額や手続き方法は異なります。 ※詳細は、現在借りている金融機関へお問い合わせください。
繰上げ返済可能な金額
1万円からの金融機関や10万円からの金融機関と、最低金額は金融機関によって異なりますが、上限金額の設定はありません。
最高額の繰上げ返済ということは、全額一括の繰上げ返済という事になります。
保証料について
借入当初に、保証料を一括してお支払いした場合、保証会社所定の計算方法により保証料は返戻されます。住宅ローン申込み時に、保証料はゼロ円で事務手数料が必要な金融機関の場合、繰上げ返済をしても事務手数料の返金はありませんので、注意が必要です。
いつまでにすべきか
約定返済日(住宅ローンの引き落とし日)の1週間前までに窓口に行くなど、金融機関によって異なるため、ご自身が借りている金融機関に問い合わせる必要があります。
繰り上げ返済を行えば、確実に金融機関に支払う「利息」を削減できるのでお得ですが、住宅ローンを繰り上げ返済しまったために貯蓄残高が減り、教育ローンや自動車ローンを借りることにならないよう、ライフプランから当面の貯蓄残高に余裕がある場合に行うなど、注意が必要です。
また、突然病気や住宅の修繕など、不測の事態が生じるかも知れません。
執筆者(2014年8月執筆)
中村 諭(なかむら さとし)
住宅ローンソムリエ(R)、ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)、貸金業務取扱主任者
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