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有料老人ホームを選択する第一のポイントは、都道府県知事への届け出や有料老人ホーム協会へ加入していること。一定の設置基準に則って運営されており、行政指導や研修などが行なわれている。これに対して、無届けの有料老人ホームは、外部からチェックのできない「抱え込み介護」の温床となったり、プライバシーや人権問題にかかわるケースもある。ただ、届け出をしたホームが必ずしも良心的とは限らない。たとえば、介護スタッフに専門教育を受けていないパートやアルバイトを使って形だけ基準をクリアしていたり、本来は禁止されている身体拘束を巧妙な形で行なっているなど、実際の現場を見てみないと判断できないことも多い。資料を取り寄せて、費用やサービス内容等を確認するとともに、必ず数日から1週間程度の体験入居をすることがポイント。館内の雰囲気、スタッフ接し方、入居者の状況などをよく観察して判断することをお勧めしたい。
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