銀行にお金を預けるということは、私たちが銀行にお金を貸しているようなもの。つまり、預けたお金に金利がつくのは、ありがたいことでも何でもなく、貸したお金に金利がついて戻ってくることと考えればよい。この金利は「利子」または「利息」ともいう。利率とは、その利子や利息を、預けた元本に対する1年あたりの割合で表したもの。通常、利率○%と表示されているのは、この利率で計算して利息をつけますよ、ということ。つまり、預入れ期間が半年、利率3%の場合に100万円の元本につく利息は1万5000円だ。利回りとは、一定の期間に受け取った利息(収益)を、1年あたりの利息に換算し、それが当初の預け入れ元本に対し何%になるのかを表したもの。正確には「年平均利回り」という。たとえば100万円を利率3%の半年複利で預けた場合、3年後の利息は9万3443円。1年あたりに換算すると3万1147円で利回りは約3.115%となる。
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