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新しくマイホームを建てるための土地を選ぶとなると、軟弱な地盤を完全に避けるのは意外に難しい。しかし、きちんと地盤の強さを把握すれば、その状況に応じた建て方をすることは可能だ。基礎工事の方法、建物の重さや形状などを選択することで、技術的に解決できる。逆にいえば、設計に入る前提として地盤調査が不可欠になるわけだ。代表的な手法はボーリング調査だが、費用もかかるし、重機を搬入して設置する敷地の広さもいるので大規模な土地向き。200m2以下の小規模な一戸建ての場合は「スウェーデン式サウンディング試験」という簡易地盤調査が一般的。1区画で3箇所くらいの貫入試験を1セットとして、1回6万円程度でできる。最近は住宅メーカーがサービスとして行なう場合もあるが、都合の悪い結果は表に出さないおそれもある。必要なコストと割り切って、第三者的な立場で地盤調査をしてくれる専門業者に、自分で調査を依頼しておきたい。
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