建物の構造や居住性能も大切だが、水道・電気・ガスなど、いわゆるライフラインにかかわる設備のチェックも重要。これがないと住まいとして役に立たない。飲用水に使う上水道は、公営水道、私営水道、井戸などの違いがある。市街地では公営の上水道が整備されているのが普通。地域によって水道を引くための水道負担金がかかることもある。寒冷地では凍結深度に注意。排水設備は公共下水と浄化槽、汲み取り式の3種類。浄化槽は個別式と集中式があり、年1−2回の清掃が必要になる。汲み取り式の場合は清掃業者との個別契約によって費用、汲み取り頻度は違う。ガスは、都市ガスとプロパンガスが一般的。地域によって天然ガスのケースもあり、カロリーが違うため使用できるガス器具も変わる。また水道管やガス管が他人の敷地に埋設されているケースもある。その場合は使用料の有無や管の故障等による事故が起きた場合の責任の所在などを確認しておきたい。
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