サラリーマンなら、ローンの返済計画を立てる時に、ボーナス払い併用を考えることが多いだろう。どこの金融機関でも融資額の4〜5割程度まではボーナス払いにすることができる。そのため、不動産会社がローンのシミュレーションをする場合、融資額のうちマックスの半分をボーナス払いにすることを前提に計算することが珍しくない。ボーナス払いを増やせば、それだけ毎月返済額は少なくなるので、負担感が軽くなるからだ。仮に3000万円を30年返済、年利3%で借りた場合、毎月均等返済なら1カ月12万6500円。半分をボーナス払いにすると、毎月返済分は6万3200円になるが、ボーナス払い月は44万4000円にもなる。ボーナスは経済情勢や会社の業績に左右される。もしボーナスが大幅にダウンしたらローン破綻の恐れが出てくる。ボーナス払いは融資額の3分の1以内に抑え、毎月の返済をベースに考えたほうが安全といえるだろう。
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