一戸建ての建物の広さを床面積と呼ぶのに対して、マンションの住戸の広さは「専有面積」と呼ばれる。あるマンションのパンフレットに「3LDK、専有面積70m2」と表示されていたとする。しかし現実には住戸内に丸々70m2の広さがあるわけではない。パンフレットや物件概要に出ている専有面積は、壁心面積で表されているのが一般的。実際に利用できる広さは、登記簿に出ている内法面積で表される。内法面積は壁心面積よりも5〜6%小さい。つまり実質66〜67m2程度しかないことになる。壁が厚かったり、柱が室内側に大きく出っ張っていたりすると、もっと狭くなる。また、メーターボックス(MB)は専有面積に含めないのが普通だが、中にはこっそりMBを面積に入れているケースもある。そうすると、本当の有効スペースは65m2程度とさらに縮んでしまう。販売会社にMBの扱いがどうなっているか、内法面積は何m2かを聞いておこう。
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