エレベーター(EV)が何基ついているかによってマンション生活は大きな影響を受ける。大規模なマンションでEVの数が少ないと、出かけたり帰ってきた時にEVがなかなか来ないためイライラすることがある。特に朝の通勤時間は混雑しがち。ひとつの目安としては、50〜60戸に1基以上設置されていることが望ましいといわれる。2戸1EVや3戸1EVのように、1機のEVを共用する家族の数が少ないほど快適に利用できるし、プライバシーの面でも優れている。超高級マンションでは1戸で1基というケースもある。ただ、EVの数が多ければ、それだけ建築コストもアップするので、分譲価格が高くなってしまう。買った後もメンテナンスの手間が必要だ。定期的な保守点検のコストは管理費に反映されるし、20年〜30年後に老朽化して交換が必要になった時のために積み立てておく修繕積立金も高くなる。コストと快適性のバランスを考えて選ぶことが肝心。
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