日当たりの善し悪しは、まず建物の向きで決まる。バルコニー側が真南に近いほど日照が優れている。同じ南向きなら、南面3室のように間口が広いほどいい。南向きの次は、東南向き。次いで南西→東→西→北東→北西→北の順に日照条件は悪くなる。ただ、いくら建物自体が南向きでも、周りが建て込んでいる場合には日影が多くなることもある。周辺を見れば現状は分かるが、隣接地に駐車場や資材置き場、空き地などがある場合には、近い将来、建築される可能性がないかをチェックしておきたい。公的融資の条件にも4時間日照の規定があった。また、直接太陽光が射し込まなくても、行灯部屋ができない間取りが望ましい。採光のポイントは開口部の多さ。中住戸よりも角住戸、低層階より高層階、ようかん型マンションよりも雁行型マンションの採光が優れている。L字型やコの字型マンションは、日照、採光の良い住戸と悪い住戸が混在する。ライトコートも採光に有効。
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