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地方自治体が運営する「シルバーハウジング」は低所得者向けに福祉の一環として提供されている公共賃貸住宅のひとつ。介護付きではない。中高層の公営住宅の低層階部分に設けられたり、デイサービスセンターなど他の福祉施設に併設されているケースが多い。入居の条件には収入基準がある。入居希望者が多いため、抽選になるのが一般的。必ずしも希望する地域や時期に入居できるとは限らない。こまめに応募するしかないようだ。地方自治体が提供する場合は公営住宅に準じた収入の上限が決められており、世帯数や所得の種類によって異なる。家賃は収入に応じて1万円から10万円程度と民間賃貸に比べて低めの設定だ。都市再生機構も同様の施設を「シルバー住宅」として提供しており、収入の下限が決まっている。単身者が300万円以上、夫婦の場合は396万円以上で、家賃の4倍以上の収入があることが条件。シルバー住宅の家賃は市場家賃と変わらない。
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