換気計画を立てるには、まず各住戸の必要有効換気量を求めることから始まる。計算式は[換気回数×居室床面積×天井高]。この時の換気回数は通常は0.5回で計算するが、F☆☆☆やF☆☆の建材を多めに使う場合は0.7回で計算することもできる。また、天井高が高い場合には、逆に0.5回(または0.7回)より少ない回数に緩和することも許されている。というのも、天井高が高いほど室内の空気の容量が増えて同じ有害物質の発散量でも濃度が低くなるため、必要な換気回数を減らしてもよくなるから。選択した換気回数が0.5回の場合は天井高が2.9m以上になると緩和されるようになり、高くなるほど回数が減り、11.5m以上では0.1回で計算しても構わない。同0.7回の場合は2.7mになると緩和される。なお、1つの居室の中に天井高の違う部分がある場合は、平均天井高(全体の容積を床面積で割った数値)を計算して使用する。
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