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シックハウス規制の対象になるホルムアルデヒド発散建材の中には、JIS・JASや大臣認定を受けていなかったり、複数の化粧材料を組み合わせて使っているために単純な表示が難しいケースもある。たとえば、内装ドア、可動間仕切り、リビングボード、システムキッチン、洗面化粧台、各種収納ユニット、階段ユニットなどなど。こうした建具、収納、住宅設備等の場合は、合板、集成材、パーティクルボード、MDF、接着剤などが複合的に用いられている。これらの製品については、メーカーが業界団体を通じて自主的なガイドラインを設けている。日本建材産業協会、日本住宅設備システム協会、リビングアメニティ協会、キッチン・バス工業会の4団体が制定した「住宅部品表示ガイドライン」だ。これは、使用材料ごとに判定した上で、それらの最低性能の種別を製品単位の等級として(内装仕上部分と下地部分に分けて)表示するしくみになっている。
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