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訪問リフォーム業者のトラブルが増えている。まず「無料で耐震診断をしますよ」「設備の点検に回っています」などといって訪問し、いかにも善意で検査するように見せかける。次に、実際にはろくに調べもせずに、居住者が建築の素人であるのをいいことに、「このままでは危険です。すぐに改修しないと倒壊の恐れがある」「この設備は古いタイプで、発火するおそれがある。すぐに交換しないと危険」などと脅す。そして「いまなら格安でリフォームしてあげます」とたたみかけ、相場よりも高額な工事代金でむりやり請け負うというもの。たいてい工事の内容もズサンなことがほとんど。いわゆる「点検商法」のひとつで、高齢者の被害が多い。トラブルを防ぐには、どんなことがあっても突然訪問した業者には頼まないこと。きちんとしたリフォーム業者は訪問販売はまずしていない。断っても帰らない場合は、すぐに消費者センターなど公的相談機関に連絡しよう。
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