まめ知識

家探し

コンクリートにも空気が含まれている

 コンクリートを顕微鏡で覗くと無数の小さな穴があいている。そのため、ひび割れがなくても炭酸ガスなどの気体や水蒸気を通す性質があり、結果として劣化が進み寿命を縮める原因になる。しかし、コンクリートに含まれる微細な気泡はマイナス面だけをもたらすわけではない。コンクリートには完全に硬化するまでに数年かかるため、その間は水が含まれている。寒冷地では、この水が凍結して体積を増した氷になったり、逆に氷がとけて水に戻ったり、この膨張と収縮を繰り返すことでコンクリートを劣化させるおそれがある。これに対して、微細な空気が含まれることで水の膨張を吸収してコンクリート自体の劣化を防ぐことができる。その効果を狙ってAE剤という混和剤を添加したりする。ちなみに軽石のように目に見える気泡が含まれているのが軽量気泡コンクリート。独立した気泡は断熱材の役割を果たす。コンクリートにも程よく空気が含まれるのがいいようだ。
【関連用語】 ALC生コンコンクリート水セメント比AE剤
コンクリートの強度は水の量で決まる
マンションは1階作るのに1カ月かかる
家探し 家造り/リフォーム タウン情報 住宅保証
資金計画 ホームセキュリティ 家電/マルチメディア 家具/インテリア
引越 住まいのケアショップ その他関連
アプリで簡単 物件探し 大手不動産サイトの情報から一括検!プッシュ通知で物件を見逃さない
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう QRコード