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健康住宅、自然住宅、シックハウス対策などの宣伝文句は分譲住宅に対しては珍しくなくなってきた。新築賃貸住宅でもこうした対策を施しているケースが増えてきた。ただ、問題なのは中古の賃貸住宅。入居者が変わる際に一般的に行なわれる内装リフォームでは、建築基準法のシックハウス規制が及ばないため、健康に配慮した建材は使われていないケースが見られる。そのため内装リフォーム済みの物件を見学に行くと、目がチカチカしたり頭痛に襲われたりすることがある。アレルギーや化学物質に過敏な体質の人が賃貸住宅を探す場合には、仲介会社の担当者にその旨を伝え、内装リフォーム前の物件を探してもらうか、多少の出費を覚悟で健康に配慮した建材を使ってリフォームをした物件を探すことが望ましい。賃貸居住者は頻繁に引っ越しをするケースも多いが、それだけ有害物質に暴露し、シックハウス症候群や化学物質過敏症にかかる可能性が高まる。
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