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新築住宅のシックハウス対策は進んでいるが、中古住宅のリフォームはまだまだ遅れている。リォームについては2つの注意点がある。1つは、既存の内装材を剥がしたとき、これまで壁紙などで抑えられていた有害物質が表面に出てくるおそれがあること。室内の一部をリフォームする場合は、居住しながら施工するケースがあるが、有害物質に曝露する危険があるので、リフォーム中は仮住まいするなど一時的に避難するほうが望ましい。2番目は使用する建材。住宅メーカーや新築住宅を手がける工務店などに比べて、改築や内装リフォームを中心に行なっている業者は、シックハウス対策に関する知識が乏しいケースが少なくない。施主の側できちんと建材の種類や性能を確認しておかないと、価格の安い粗悪品を使われかねない。結果として、新たにシックハウスを作ってしまうケースもある。シックハウス対策の知識があるか、過去の施工実績の有無などを確認しよう。
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