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新築住宅についてはシックハウス対策が進み、かなり有害物質の濃度は低くなっている。ところが、ホルムアルデヒド含有量の少ないF☆☆☆☆などの建材を使い、トルエン・キシレンなどの有機溶剤も極力避けて建築したにもかかわらず、新居に引っ越してから室内空気を測定すると、有害物質の濃度が高レベルで出てしまうことがある。さまざまな理由が考えられるが、室内に持ち込む家具類が原因の一つ。システムキッチンにもF☆☆☆☆の建材が普及し、家具にも低ホルムアルデヒド化が進みつつあるが、安売りしている家具など、まだまだ規格外の合板がいまだに使われているケースがある。シックハウス対策をした天然素材の製品は高価になりがちで、一度に揃えることは難しいので、優先順位を付けて考えよう。もっとも安全なものを選びたいのは寝室に置く家具。長時間じっとして呼吸し続けるため、特に空気を清浄に保つ必要があるからだ。
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