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特定の地下街以外では、ガス漏れ火災警報設備の設置は法的に義務づけられていないため、一般の住宅にはガス漏れセンサーがついていないことも珍しくない。しかし、万が一ガス漏れが起きると、爆発して大参事につながるおそれがあるだけに設置することが望ましい。後付けも可能だ。その場合、ガスの種類によって設置場所に注意することが必要。家庭用に使われる燃料用ガスは、大きく分けると都市ガスとプロパンガスの2つ。都市ガスは主に大都市圏でガス管を通じて供給されているもので7種類ある。そのうち6A(ブタンエアガス)以外は空気より軽くて拡散しやすいので、センサーは天井に設置する。プロパンガスは正式には液化石油ガスという。LPGともいわれ、ガスボンベ式が一般的。プロパンが漏れ出すと、空気よりかなり重いため、室内の低いところに滞留するので、センサーは床面から30cm以内の場所に設置するのが望ましい。
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