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「100年マンション」という表現を広告などで目にすることがある。これを見て「このマンションは寿命が100年ある」あるいは「100年に渡って、何代も住み継ぐことができる」と考えるのは早計。冒頭の表現は、単に骨組みのコンクリートが「100年程度の耐久性を持つ」ことを言っているに過ぎない。いくら骨組みだけが長持ちしても、住宅として住み続けられなくなったら意味がない。例えば設備配管などが老朽化して更新が難しくなったり、新しい設備を導入できないために、使い勝手がいちじるしく悪くなることもある。生活スタイルやさまざまな状況の変化で、見向きもされなくなるかもしれない。耐久性が高いことはもちろん大切だが、それに加えて、ずっと住み続けられる、という意味での「耐用年数=寿命」が長いことが重要。寿命の長さは、物理的な面、機能的な面、経済的な面、そして社会的な面など、いろいろな要素が絡んでくる。
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