マイホーム売却のパターンは大きく2つに分かれる。1つは買い換えのため、2つめは単純売却。もっとも多いのは、子供が増えたり成長して今の自宅が手狭になり、より広い住まいに「ステップアップ」する買い換え。以前は「マンションから一戸建てへ」というパターンで、しかも立地は都心から遠くなるのが一般的だった。最近は「マンションからマンションへ」移るパターンが増え、また、郊外から都心近くに住み替えることも可能になっている。買い換えは必ずしもステップアップだけとは限らない。子供が独立した熟年夫婦が、郊外の広い一戸建ての維持が面倒になったために、都心のマンションへ「ダウンサイジング」するケースも珍しくない。旨くいけば手もとにまとまった現金を残すこともできる。一方、単純売却は、リストラなどのためローンを精算して賃貸に戻る後ろ向きのパターンと、親から資産を相続したり、地元にUターンするといったパターンがある。
|
|