昔のマンションの床材はカーペットが当たり前だったが、現在の新築マンションではフローリングがほとんど。床が清潔で掃除しやすいというニーズに加え、「LL-45」など遮音性の高い床材が開発されたこともフローリングの普及を後押しした。このようにフローリングが当たり前になってくると、中古マンションを買ってカーペットをフローリングにリフォームしたいというニーズも出ている。このとき問題になるのは、やはり遮音性。最近の新築のようにスラブ厚が20cm程度ならいいが、古い中古では同12cm程度と薄い例が珍しくない。そこに「LL-45」のフローリングを貼っても床衝撃音はけっこう響いてしまう。いったんモルタルでふかしたり、二重床にするなどの配慮が必要。中古マンションの中には、床材を変えるなどの大がかりなリフォームについては管理規約で規制を設けている例も珍しくない。こうしたルールを守って適切に対処しよう。
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