まめ知識

資金計画

値動きリスクを抑える法その２／平均化

　株式、投資信託、外貨などに投資するとき、投資する銘柄や商品を選ぶこと以上に難しいのが、売買するタイミング。もちろん安値で買って高値で売ることができればベストだが、プロでも底値や高値を見抜くことは難しい。そこで、取得価格を平均化する方法として知られているのがドルコスト平均法だ。値動きのある商品を、定期的に定額ずつ取得していくことで取得単価を平均化する買い付け方法で、難しく聞こえるが、実は毎月一定額の積立で株式などの投資商品を購入していくだけ。これにより、価格が安いときには多くの株（口）数を取得でき、逆に高いときには取得株（口）数が少なくなるため、高値づかみのリスクを抑える効果がある。多くの金融機関で株や投資信託の自動積立システムとしてサービスを行っている。ただし、取得コストを平均化できても、長期にわたって下落していく株や投資信託に投資していては利益は望めない。やはり銘柄選びは慎重にしたい。

【関連用語】

投資信託、累投、投資信託積立、ドルコスト平均法


	値動きリスクを抑える法その１／分散投資
	株価指数はどう見ればいい？

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