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2001年9月に株式市場に上場したJ-REIT(「日本版REIT」または「日本版上場不動産投資信託」)は、個人には手の届きにくい不動産投資を50万円程度から可能にしたことで注目された。比較的安定した利回りが見込めることや賃料収入が物価上昇と連動することからインフレにも強い商品と期待されていた。選ぶ際の注意点としては、市場で取引されるためファンドの基準価額が日々変動すること。高値で購入すると相対的に利回りは低下し、元本保証ではないので売却損もあり得ることなど。さらには、ファンドが保有する不動産のテナントの内容や賃料収入の額など、情報開示に関しての課題もある。市場のトレンドを見るには東京証券取引所が公表するJ-REITのインデックス「東証REIT指数」、各ファンドの詳細情報については社団法人不動産証券化協会のサイトやリート専門のポータルサイトなどが参考になる。
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