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2002年4月から、銀行などが破綻したときには1金融機関につき預金等の元本1000万円とその利息分までしか保証されなくなる「ペイオフ」が解禁した。「そんな大金をひとつの金融機関に預けてないから大丈夫」という人も多そうだが、もしペイオフが実施されると、預金保険から破綻金融機関に対して保険金が払われるまでは、普通預金から60万円を上限とする仮払い金が支払われるほかは、自分のお金を引き出すことができなくなる。預金は最終的に保護されるとしても、なにかと不便。対策としては、預金を分散することは基本だが、日常の決済口座として使える普通預金も、2行以上の合併する可能性のなさそうな銀行に分けたほうがいいだろう。また、破綻が懸念される金融機関との取引は慎重に。さらに「1金融機関あたり1000万円」の計算には、勤務先で利用している財形も含まれるため、財形の残高状況なども把握しておくことをお勧めする。
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