窓口業務を実際の店舗で行う既存の銀行に対し、パソコンや携帯電話などインターネットを経由して取引を得するのが『ネット銀行』。2000年10月に旧さくら銀行(現三井住友銀行)系列のネット専業銀行としてジャパンネット銀行が誕生、2001年5月にはソニーがソニー銀行を設立し、金融業界への参入として話題を呼んだ。2007年9月には、住友信託銀行とSBIホールディングスが共同出資した住信SBIネット銀行が営業を開始。都市銀行も、リアル店舗と並行してインターネットで手続きができるダイレクトバンク・サービスを始めている。実際の店舗や従業員を持たないことで経費を削減し、一般の銀行よりもやや高めの金利を提供できることが大きなメリット。振込みなどもオンライン上で行うことで、手数料を割安にしたり、無料にするサービスもある。ただし一定額以上の残高がないと口座管理料がかかるといった銀行もあるので注意が必要。
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