医療保険、傷害保険、介護保険といった人体の損害に対する保険を「第三分野」の保険という。以前は、損害保険会社や大手生保会社は医療保険や介護保険の販売ができない、あるいは生保会社は傷害保険の販売ができないといった規制がかけられており、『単体の医療保険』といえば、外資系生保か中堅生保にしか販売ができなかった。この規制が廃止され、2001年1月から大手の生命保険会社が医療保険やガン保険の発売を開始。損害保険会社の子会社生保も第三分野の保険を発売できるようになり、7月からは損害保険会社が医療保険などを扱えるようになった。このため、医療・傷害保険の分野では、各社よりバリエーション豊かな新商品の開発・投入が始まっており、賠償責任補償や、葬祭費用、ホームヘルパー費用の補償がついた医療保険などユニークなものが発売されている。商品選びに悩みそうだが、選択肢が増える点ではメリット大といえる。
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