生命保険は「人」の生死に対して予め取り決めた保険金を支払う保険。たとえば、死亡保険金1000万円の保険に加入していて死亡した場合は、受取人に1000万円が支払われる。代表的な商品は、終身保険、定期保険、養老保険など。一方、損害保険は「モノ」を対象に、偶然の事故・災害によって損害を受けた場合、予め取り決めた保険金額の範囲内で実際の損害額を保険金として支払う保険。たとえば1000万円で契約した火災保険でも、保険金は家屋の時価や損害の程度に応じて支払われるため全額受け取れるとは限らない。代表的な商品は、火災保険、自動車保険、損害賠償保険など。なお損害保険でも「人」を対象とする傷害保険は、偶然の事故・災害によるケガや死亡に対し定額の保険金を支払うしくみ。こういった「人」の損害である病気・ケガ・介護といった保険を「第三分野」の保険といい、医療保険、ガン保険、傷害保険、介護保険などがこれにあたる。
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