日本版REIT=不動産投資信託の証券市場が2001年3月に創設された。証券取引所への上場が認められ、株式投信と同じように市場で売買できるようになったわけだ。ただし、不動産投信に特有の上場基準がある。たとえば東京証券取引所では次の通り。1)投信委託業者や信託銀行が投資信託協会の会員であること。2)ファンドが保有する不動産または不動産証券化商品などの比率が運用資産の75%以上。また、不動産以外の部分は換金性が高く価値の変動リスクが低い資産であること。3)総資産の50%以上を「安定した賃貸事業収入が生じるもので、かつ1年以内に売却する見込みのない長期保有目的の不動産関連資産など」にすること。4)純資産額は10億円以上。1口当たり純資産額は5万円以上。総資産額は50億円以上。5)上場口数は4000口以上。投資家は1000人以上。投資家保護のために厳しい条件設定になっているようだ。
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