年金制度には公的年金と私的年金がある。公的年金は「国民年金」「厚生年金」「共済年金」の3つ。20歳以上の全国民が加入するのが国民年金。自営業者や専業主婦などは国民年金のみの加入になる。サラリーマンは国民年金と厚生年金、公務員は国民年金と共済年金に加入する形だ。自営業者以外が加入している国民年金は、通常は「基礎年金」と呼ばれる。この他に、準公的年金制度として、自営業者が任意で加入できる「付加年金」や「国民年金基金」がある。単に年金制度といった場合には以上の公的年金制度を指す。ちなみに、年金加入者自身が高齢になったときに貰うのが老齢年金、遺族が貰うのが遺族年金となる。一方、私的年金には企業年金と個人年金の2種類がある。企業年金は、主に中堅以上の企業が社員を対象にした福利厚生の一環として設けた制度。社員は自動的に加入する形になる。個人年金は、保険会社や銀行などが出している年金型の商品のこと。
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