新築マンションや建売住宅の青田売り=未完成物件の場合は、売買契約をする時点ではまだ建物ができあがっていない。実際に完成して引き渡しを受ける時に「想像していたモノと違う」という食い違いが発生してトラブルに発展することも多い。そこで未完成物件の場合は、重説の「完成時の形状、構造等」という項目で十分な説明を受けて納得しておくことが大切。重要事項説明書には「別添の図書を以て記載に買えます」といった簡単な記述しかなく、パンフレットや図面集を基に説明を受けるのが一般的だ。特にトラブルになりやすいのは、設備や内装仕上げに関すること。たとえば、モデルルームで見た設備が入っていないとか、壁紙の種類が違ういったケースは、標準仕様とオプションとの違いをはっきりさせておかなかったことが原因。特に最近では、カラーセレクトやメニュー方式を採り入れている物件が増えているので、疑問点を残さないようにしておきたい。
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