初めて家を買う人が悩むことの一つが、自分がいくらのローンを返せるか。この返済可能額を考えるとき、もっとも堅実なのは、実際に支払い可能な金額を家計の実態から割り出す方法だ。考え方としては、初めに水道光熱費や食費など、家を買っても買わなくても変わらない必要不可欠な生活費をまとめてみる。これを(A)とする。次に、今支払っている家賃と住宅購入のための貯金額の合計(B)を出す。残りが遊興費や趣味のための出費(C)。そしてローンの返済額は、確実に支払える(B)の範囲内に抑えるのが好ましい。遊びを我慢してでもマイホームを買いたいと思う人も多いだろう。ある程度まで削るのは仕方ないにしても、余裕の部分である(C)のすべてを注ぎ込んでしまうと、ギリギリの生活になってしまいストレスも溜まるし、いざというときに対応できない。まして生活費の(A)まで削るのは危険だ。余裕のある資金計画を立てるように心掛けてほしい。
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