日本のタウンハウスは、かつての住宅公団(現・UR都市機構)が郊外ニュータウンでマンションでも一戸建てでもない新しい住宅形式として開発したもの。昨今では「低層メゾネット・マンション」「3層メゾネット・ハウス」などと銘打って、都心に近いエリアで建売住宅の業者が手がける新型タウンハウスも出ている。木造3階建てと対抗する形で登場しているようだ。構造はRC造で、縦割り3層メゾネット住戸を横につなげた長屋建て形式である。木造3階建ての建売住宅は、狭い敷地で無理やり1階に車庫を入れようとするために、構造的に無理をしているケースが多い。 その点、この新型タウンハウスならRC造なので耐震性の心配はない。通常のマンションのように上下階の騒音問題で気兼ねをすることもないだろう。ただ、一戸建てのように自分だけで増改築したり、外観デザインを換えることはできない。やはりマンションと一戸建ての中間形式といえる。
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