1つ1つの住戸の広さは同じでも、マンション全体の規模が違うと住み心地も変わってくる。たとえば大規模開発のマンションと、市街地にポツンと立っている単体マンションでは、立地や共用部分のデザイン、管理費等がおのずと違う。大規模マンションは一定の敷地の広さが必要なため、駅に近いところにはできにくい。交通もバス便利用が多い。しかも、都心部よりも郊外に多い。まれに駅前再開発や新駅と一体的な開発で出てくるケースもあるが数は少ない。単体マンションは駅前からバス便まで、都心から郊外まで幅広く分布するので選択肢が広い。共用部分は大規模マンションのほうが充実している。各種のプラスアルファルームを設けているケースが少なくない。単体マンションはせいぜい集会室程度。よほど高額物件にならないと共用施設は省かれる傾向がある。また、大規模マンションはスケールメリットがあるため、1戸当たりの管理費は比較的抑えられる。
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