土地を買って自分の好みで自由に住まいを建てたいという希望は多い。ところが現実には意外に難しい。その理由は2つある。1つは、建築条件の付いていない更地が少ないこと。土地情報は、一般消費者の手元に来る前に業者間で流通している。条件の良い土地は、建売業社が取得してしまうか、建築条件付土地として販売されるかのどちらか。残りものが条件なしの更地として売り出される。たまに出ているが、規模が大きく価格の張る土地が多い。2つめの理由は、仮に条件に合う更地が見つかったとしても買い主の資金繰りがうまく行かないケースが多いこと。というのも、一般にマンションや土地付建物の売買では住宅ローンを使えるが、土地だけの購入には住宅ローンは使えない。自己資金で買うか、金利の高めな不動産担保ローン等を利用する必要があるからだ。資金繰りに余裕がない人は、提携ローンの付いた分譲地や公的機関の土地分譲を探すのが一つの方法といえる。
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