住宅を建てるために土地を買う場合に、最低限チェックすべき点は、何をおいても家が建てられるかどうか。実は、家の建てられない土地もたくさん売られている。広告から読み取れるポイントは次の通り。第1は、市街化調整区域内にないかどうか。市街化調整区域内では原則として住宅は建てられない。第2に、4m以上の道路に2m以上接している敷地かどうか。これを「接道義務」といい、違反している土地は「建築不可」、中古一戸建て(古家付土地)の場合は「再建築不可」と表示されているはず。第3に、表示されている土地面積のうち利用できない部分はないかどうか。住宅が建てられない部分の例としては、セットバック部分、私道負担、傾斜地、高圧電線下などがある。以上の3点をチェックしないと、使い物にならない土地をつかまされる恐れがある。そのうえで、建ぺい率・容積率などの法的規制の内容や、建築条件が付いていないかどうかを確認する。
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