グループホームは判断力の鈍った認知症の老人が入居するため、施設の実態をつかみにくく、問題があっても表面化しにくいというデメリットがあった。そこで、2002年から1年に1回、第三者機関の評価を受けて、その情報がインターネット(福祉情報サイト「WAM-NET」の「介護保険地域密着型サービス外部評価情報」)で公開されることになり、サービス内容や運営態勢などの評価項目を閲覧できるようになった。すべてのホームが掲載されているわけではないが、選択する際に参考になる。09年度から介護サービス情報の「公表制度」の対象サービスに追加され、(社)シルバーサービス振興会「介護サービス情報公表支援センター」のサイトでも情報を調べられる。グループホームの場合、認知症になった本人が選択することは難しい。手に負えなくなったから慌てて入所させるとことのないように、家族としては軽度の段階から早めに検討を始めておきたい。
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