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住宅着工件数が減って、建設会社や工務店の仕事が減っているせいか、リフォーム工事に進出するケースが増えている。受注競争が激しく価格もたたきあいの状態。消費者にとって安く頼めるのはありがたい。が、安ければいいわけではない。リフォーム工事の価格は俗に“天井知らず”とか“底無し”といわれる。消費者にとっても業者にとっても、両方にいえる。まず業者は現場を見るまでは確定した金額をいいたがらない。なぜなら、実際に現場を見て床を剥がしてみないと、床下が腐っていたり、余計な設備工事が必要になるなど、実態がわからないからだ。経験と実績のあるしっかりした業者ほど、最初は幅を持たせて、多めの金額を提示する。消費者側にしても、工事が始まってから、やっぱりこうしたいという追加要求が出てくる。したがって、単に金額が高いか安いかだけでなく、工事の内容、設備仕様のグレードなどを細かく説明してくれる業者を選ぶことが大切だ。
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