家庭の電力消費量で、エアコンと冷蔵庫に次いで大きいのが照明器具。日本の家は欧米に比べて、総じて明るすぎるきらいがある。しかもムードも何もない蛍光灯で部屋を隅々まで照らす。白熱灯のほうが暖かみがあるが、こと省エネという観点では蛍光灯に軍配があがる。雰囲気と省エネ性を両立させるなら、電球型蛍光ランプがお勧め。値段は白熱電球の10倍もするが、電気代は4分の1以下なので、1年以内に元が取れる。寿命も蛍光ランプのほうが数倍も長いので経済的。同じ蛍光灯でも、インバーター(周波数変換器・電子式安定器)式の器具にすると、同じ明るさで約20%の省エネになる。同じ電力なら約25%明るくなる。リモコン機能を使えばこまめに明りを消せるが、待機時にも約1Wの電力を消費しているので、元のスイッチを消すようにしたい。その他、タイムスイッチ、人感センサー、遅延スイッチなどが付いた照明器具をうまく使い分けるといいだろう。
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