気の合う仲間と共同生活することで生活費を節約できるルームシェアが学生や若い単身社会人の間で増えている。もともとの友人同士以外に、インターネットでルームメイトを募集するケースもある。同性だけでなく、恋人同士でない異性で住むというパターン、語学の勉強のために外国人を相手に選ぶケースなどがある。以前はルームシェアできる賃貸物件が少なかったが、空室対策のために大家が認めるようになったり、「ミングル」という名称でルームシェア専用物件を供給する不動産会社もある。ただ、ルームシェアは良いことばかりではない。プライバシーが制限されるうえに、掃除・洗濯・炊事などの家事の分担でバランスがとれないとうまく行きにくい。一定の共同生活のルールは必要だが、あまり細かく決めすぎるとかえってうまく行かないことが多いようだ。お互いによく話し合い、あまり干渉しすぎず、ほどよい距離を保つことができる関係が望ましい。
|
|