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日本では「アパート」というと木造賃貸アパートがまず思い浮かぶ。賃貸マンションよりも安っぽいイメージがある。もともと欧米では「アパートメント」はサービス付きの高級賃貸住宅という意味。日本でも、古くは昭和初期にできた「御茶の水文化アパート」「江戸川アパートメント」などが、この部類に入る。この流れを継いでいるのがサービスアパートメントだろう。敷金・礼金がいらず、家具付きの短期契約型賃貸マンションという意味では、ウィークリー・マンスリーマンションと似ているが、居室の広さや設備グレード、共用施設の充実度、サービスの質が違う。サービスアパートメントは外資系エグゼクティブを対象にしているため超がつく高級志向で、場所も麻布・赤坂などの都心部で家賃も月50万円から100万円クラス。マンスリーマンションは国内の一般的ビジネスパーソン向け。賃料も十数万円と、ビジネスホテルに連泊するよりも安い程度だ。
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