死亡時の経済リスクに備えるのは生命保険と思いがちだが、「共済」の存在も知っておきたい。テレビCMでもおなじみの全労済、生協で販売しているCO・OP共済、全国共済連の都道府県民共済、JA(農協)のJA共済などが主なものだ。これらの共済は、所定の出資金を支払って組合員になれば誰でも利用でき、セールスなどのわずらわしさがないこと、営利を目的としないため掛け金が割安なことなどから手軽な「保険」として広く利用されている。民間の生命保険と遜色ない商品を取り揃えているところや、死亡から病気・ケガの入院に損害保険的な保障もセットされたお手軽なプランを中心にしているところもある。独身者、主婦などはこのようなセットプランで必要最小限の保障を割安に確保してもよい。ただし、死亡保障の上限額はJA共済を除くと、数百万円〜1500万円程度と低めなので、高額の死亡保障が必要な人は不足分の上乗せとして使うという方法も。
|
|