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生命保険の基本は、死亡のリスクに備えること。生命保険に加入した人が死亡(または後遺障害)したら遺族にいくらお金が必要になるかを計算すれば、いくらの保険に入ればいいのかがわかる。会社員の場合は厚生年金から「遺族厚生年金」と「遺族基礎年金」が支給されるため、遺族の生活に必要なお金から、これらの公的給付を差し引いた額を生命保険で準備しておくと考えるのが合理的。一方、自営業者の場合は、国民年金のみの加入となるため、遺族基礎年金しか給付されない。このため、一般的に会社員よりも自営業者のほうが死亡保険金を高額にしておく必要がある。ほかに、住宅は賃貸か持ち家か、妻にも収入があるか、また子どもの人数や年齢といった条件によっても保険金額は変わってくる。ちなみに夫が会社員で妻が専業主婦、未就学の子どもが2人で賃貸住宅住まいの家庭の場合、夫の死亡保険金の目安は4000万〜5000万円程度。
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