新築マンションの広告に「駐車場100%確保」といった謳い文句を見かけることがある。駐車場台数を販売戸数で割ったものを「駐車場充足率」といい、1戸に1台あれば100%になる。ただ、この駐車台数の中に敷地外の駐車場が含まれている場合は要注意だ。敷地外駐車場というのは近くにある専用駐車場を契約しているという意味。新規販売時には一定の台数分が確保できていたとしても、敷地外ではいつ他の用途に転用されるとも限らない。駐車場充足率は敷地内の台数のみでチェックするのがポイント。では何%が望ましいのか。敷地内100%以上が理想といわれが、地域によっては駐車場が埋まらないず、かえって無駄なスペースになることもある。台数はあったとしても、機械式駐車場の場合はRV車、大型車、ワンボックスなど車種の制限がある。地価の高い都心部では30%でも合格ラインといえる。地域性と手持ちの車種とを考えあわせて判断しよう。
|
|